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靴/鞄修理・鍵
2023.02.19
靴修理、合鍵作製のリアット!です。
ガソリン自動車が誕生したのは今から100年以上も前の1885年。ドイツ人のゴットリープ・ダイムラーは4ストロークエンジンを開発し、1885年に木製の二輪車にエンジンを載せて試走に成功、翌1886年には四輪車を開発しました。
当時、自動車を購入できるのは一部の富裕層のみで、自動車の運転も一般的ではなかったため、鍵は搭載されていない状況でした。そのためセキュリティに関する問題は深刻で、オーナーはハンドルを完全に取り外す行為でマイカーを盗難などから守っていました。
1910年頃になると鍵を用いて盗難を防止するようになります。ですが1940年代までは車のドアの施錠のみで、エンジンをかけるにはクランク式で行うのが主流でした。
このクランク式、車をスタートさせるためにはまず鍵でドアの解錠を行い、運転席のスイッチをオンにします。その後外に出て車のフロント部にクランク棒を差し込み、手動で回してアイドリングするというかなり手間のかかる作業が必要でした。
しかし1949年に、キーを回すだけでエンジン始動ができる「キースタート式イグニッションスイッチ」が登場し、キーを回すだけで発進できる、革新的な技術が搭載されました。
イグニッションスイッチが主流となった頃、自動車の鍵の形状は、片側がギザギザにカットされたタイプがほとんどの為、オーナーがエンジンを始動しようとイグニッションに鍵を差し込んでも、鍵の向きが合わず不要な手探りが増えることが多く見受けられました。
そのようなユーザーの声から1965年に誕生したのが、両面キーです。
片側だけではなく、両面をギザギザにカットした形状により、向きを確認する事無く挿入できる事で格段と便利になったのです。その後、自動車の鍵はこの形状が主流となりました。
しかし鍵の形状が容易に複製することができる為、ピッキングで自動車が盗まれる事態が多発しました。
そこで1980年代当時、車両アンチ盗難システム(VATS: Vehicle Anti Theft System) が導入されます。これは、鍵を差し込んで回すと抵抗器に電流が流れる仕組みとなっており、抵抗器による電圧降下の測定結果と、メモリ上に記憶された設定値が一致しなければエンジンかからない為、それまで多発していた盗難被害を大幅に減らす一助となりました。
1990年代になると、イモビライザーシステムが開発されました。これはキー側のIDコードと車両側のIDコードが一致しないとエンジンがかからない仕組みで、ICチップによって防犯性能が向上されています。
2016年11月、カーシェアをスマートフォンで容易に行えるようにするデバイス「スマートキーボックス(SKB)」が誕生。
デジタルキーは、クラウド上に鍵を保管する技術によって、高い防犯性能や機能性を実現できることが特長となっており、スマートフォンアプリ内に搭載・保存されているデジタルデータを用いて、利用者(オーナー)を識別できます。
ハイテク化する鍵文化ですが、まだまだシリンダーキーはなくなることはありません。
新生活に合鍵のご準備を、是非当店で。
ホームキー ¥990〜
モーターキー ¥990〜
ディンプルキー ¥4400〜
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