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鍵・靴修理・バッグ修理
2021.01.25
こんにちは、靴修理、合鍵作製のミスタークラフトマンです。
秋冬には欠かせない起毛素材、代表的なものといえばスエードですね。
語源は「ガーント・ドゥ・スエード(スエード製の手袋)」と呼ばれるスウェーデンで考案された加工、
技法を使った手袋がフランスで流行し、そこからスウェーデンに関連付けてスエードと呼ばれるようになったそうです。
なのでスエードという言葉自体はフランス語です。
それ以外にもヌバックやベロア、バックスキンなども見聞きすると思いますが
違いは以下の通りです。
スエード
皮の裏面を起毛(毛羽立たせて)させて出来ています。
子羊を使うのが一般的でしたが現在は子牛の皮を使うのが主流のようです。
ヌバック
皮の表面を起毛させていて、スエードに比べて毛足が短かくキメ細かいのが特徴です。
ベロア
裏面というのは一緒ですが子牛ではなく成牛の皮を使っているため毛足が長くキメを粗く仕上げる傾向にあります。
ちなみにベロアという言葉は日本でしか使われておらず、海外ではスエードと一括りにされているようです。
バックスキン
本来は鹿の革という意味なので牛革ではなく鹿革という違いなのですが、
日本ではバックスキンのBUCKをBACKと勘違いして後ろ革=起毛素材全般、
を指す言葉として広まっています。
スエードはスムース革と違い、汚れが付着しやすく乾燥すると色が抜けてしまうので、そうなる前の予防がおススメです。
豚毛ブラシ、コンビブラシ、起毛素材スプレー(防水、保革、補色)など、取り扱っていますので、ケア用品のお買い求めは是非当店まで。
汚れてしまった靴でもクレンジング&ケアでリフレッシュできますのでお気軽にお問い合わせ下さい。